会社概要
企業名 | 有限会社 二唐刃物鍛造所 |
---|---|
本社所在地 | 〒036-8245 青森県弘前市金属町4-1 アクセス地図はこちら |
TEL | 0172-88-2881 |
FAX | 0172-88-2882 |
お問い合わせフォーム | |
代表取締役会長 | 吉澤 俊寿 |
代表取締役社長 | 吉澤 剛 |
従業員数 | 19名 |
事業内容 | 高級刃物製造販売、建築鉄骨設計施工、金物工事一式 |
資本金 | 2,500万円 |
創業 | 1949年2月28日 |
業務登録 | 青森県知事許可(般-1)代12442号 |
鋼鉄造物工場行 | |
国交省認定工場 |
企業ビジョンのページでは社長メッセージや企業理念をご紹介しております。あわせてご覧ください。企業ビジョンページ
歴史
350年の伝統を受け継ぐ、日本有数の刀鍛冶の名門
ここ津軽地域は平安時代、岩木山麓では大規模な製鉄が行われていました。市内からは奈良時代から平安時代初期に使われた鉄製の刀も発見され、この地域が広大な製鉄場の遺跡群が存在していたと推定されています。また、弘前市には、鍛冶町という名前の地域があり、その名前の通り刃物の町でした。江戸初期、城下町だった弘前には、100軒以上もの鍛冶屋があったと言われています。
この歴史を誇る津軽打刃物の一つに、二唐刃物鍛造所があります。
二唐家は津軽藩より作刀を命ぜられて以来350年の伝統を受け継ぐ日本有数の刀鍛冶の名門であり、代表者は刀匠の1人として刀を打ち続けてきました。
昭和になっても刀匠「二唐国俊」は折にふれ、数々の栄誉に輝いてきました。
そして、時代とともに伝来の作刀技術を戦前は軍刀に、戦後は刃物に特に包丁造りに注いできました。作刀は昭和40年に営業品目から外されていますが、地鉄に鋼を付け、鋼を叩いて叩き抜く本打ち包丁に生かされ、弊社製品は平成19年12月「青森県伝統工芸品」に認定されました。
昭和38年からは、刃物製作、武器製造で培った鍛造の技術を生かし溶接金物の製作も始めました。鉄骨製品の中で、建築建物製作に関しては高度な加工・溶接技術と管理検査体制が必要であり、特に平成7年におきた阪神淡路大震災で多くの建物が倒壊し、その必要性が問われました。
弊社では基準に適合した鉄骨加工製作をしてきました。それを証明するためにも平成8年に当時の建設省及び全国鉄工連指定の認定工場の申請をし、厳しい審査の結果、国土交通省認定工場Rグレードを取得。さらに平成24年度にはワンランク上のMグレードを取得し現在に至っております。
沿革
江戸時代 | 津軽為信公が津軽(現在の弘前)平野に進出し始めた頃、津軽藩の武器製造所として召しかかえられ、大砲・軍船に至るまで製作していました。 |
---|---|
昭和初期 | 二唐 廣(号 国俊)は、東北大学附属金属研究所所長 本多光太郎博士のもとで学び、近代化の第一歩を記したのであります。特に刀剣作に卓越し、青森県無形文化財保持者でありました。その技術は鍛冶職人として7代目、吉澤 俊寿(現社長)に受け継がれております |
1949年 | 有限会社に組織変更。 |
1959年 | 二唐 俊(前社長)は、戦後急速に進歩しつつある工学導入のため東北大学附属金属研究所に学んでいます |
1963年 | 溶接部開設 |
1975年 | 金属町(金属団地)へ工場移転 |
1991年 | 第二工場を建設 |
1996年 | 国交省認定工場指定 |
2000年 | 吉澤 俊寿(現社長) が代表取締役に就任、第三工場取得 |
2008年 | 東京インターナショナルギフトショー2008春 出展 |
2008年 | 第2回国際ガーデン&エクステリア EXPO 出展 |
2011年 | パリ・メゾン・エ・オブジェ 出展 |
2011年 | JAPANブランド エギジビション in paris 出展 |
2012年 | 東京インターナショナル・ギフト・ショー2012秋 出展 |
2013年 | Ambiente 2013ドイツのフランクフルト開催された世界最大級の消費財の見本市に参加しました。出展者数は81ヵ国・4,600社以上が参加し、来場者数は14万人以上と出展者数と国際性において毎年成長を遂げている見本市です。 メディア掲載や展示会の情報はこちら |
二唐 国俊(にがら くにとし)
二唐刃物鍛造所の歴史を語るうえで欠かせない存在の二唐 国俊。数多くの賞を受賞し、また明治神宮ご遷宮の際、太刀一振を奉納するなど、その優れた鍛刀技術で日本中に二唐刃物鍛造所の名を知らしめたました。
二唐国俊の経歴を見る(PDFデータ)