弘前城天守曳家工事、鉄骨構造物造り担当

弘前城天守曳家工事、鉄骨構造物造り担当

現在、弘前城の天守曳屋工事が行われていますが、この度二唐刃物鍛造所も曳屋工事に関わるさまざまな鉄骨の構造物造りに携らせていただいております。

東奥日報(2015年9月6日)にも「弘前城天守曳屋、刀鍛冶も貢献」の記事を掲載していただきました。

弘前城天守曳屋工事

二唐家と弘前藩との関わりは江戸時代までにさかのぼります。

二唐家は、約350年前弘前藩から刀作りを命じられた由緒ある刀鍛冶の家系であり、津軽打刃物の伝統を守りながら、1963(昭和38)年からは刃物製作、武器製造で培った鍛造の技術を生かし溶接金物の製作も始めました。建築鉄骨など大きなものから小さなものまで、さまざまな溶接作業を担っております。(鉄構事業部の紹介はこちら。)

今回、二唐刃物鍛造所が大規模な建築鉄骨を製作できる国認定工場であることもあり、弘前城天守曳屋工事全体を受注している西村組様を通じて、曳屋工事の鉄骨作業を行う運びとなりました。これまで、天守周辺に設置した作業構台の基礎となった鉄骨や、曳屋を終えた後の天守を約6年間にわたって仮置きする本丸の仮天守台の鉄骨の制作に携らせていただいております。

弘前城天守曳屋工事
弘前城天守曳屋工事
弘前城天守曳屋工事

今後も、曳屋後の天守の耐震性を強化するための鉄骨の組み立てなど、曳屋工事に関わるさまざまな鉄骨の構造物造りを行ってまいります。弘前公園を訪れた際は、弘前城天守曳屋工事を支える建築鉄骨にもぜひご注目ください。

(写真提供:西村組様)

更新日:2015/09/08

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